ゲイリートゲオアガマの飼い方メモ・・・

Uromastyx geyri
●本種について
・和名はサハラトゲオアガマ、またはゲイリートゲオアガマ。英名はNiger Uromastyx。
以前はサバクトゲオアガマ(U.acanthinura)の亜種とされていたこともありますが、生息域も違えば容姿も特徴も
全く違います。幼体のころは灰褐色に白っぽい斑点が入り、模様は比較的派手ですが、色彩的には地味なものが
亜成体くらいのサイズから色彩がのりはじめ、成体になるころには大変派手な容姿へと変貌します。色彩には
なぜか赤系と黄色系の2種類があり、この色彩は遺伝するものなのか、はたまたランダムなのかは今のところ
私は知りませんが、同地域から輸入されるものにどちらの色彩も含まれているので地域変異ではなさそうです。
●飼育ケージ
・市販の90cm水槽もしくは120cm水槽くらいのスペースでの飼育が理想的です。現地では深い横穴を掘るので
そういった環境を再現するために15cmほど砂などを敷いてもよいのですが、掃除のことを考えると大きめの
タッパーなどに砂や土を詰めたシェルターを用意しておくと良いでしょう。
・強い紫外線を必要とするので、レプティサンやメタルハライドランプを使用してください。
●温度・湿度
・トゲオアガマの飼育においては、高温部(ホットスポット)の温度に気を使ってさえいれば他の部分の温度は
適当でかまいません。下は5℃くらいまで下がっても平気ですが、ホットスポットの真下の温度は最低でも50℃
以上ないと食餌を消化できずに体調を崩します。特にゲイリートゲオアガマは高温のホットスポットを必要と
しますので、他のトゲオアガマよりも若干スポットライトの距離を近づけた方が良いでしょう。
・乾燥させて飼育します。水入れを入れておいてもそこから水を飲まないことがほとんどですから、水入れも
必要ありません。気が付いたときに本当に軽く霧吹きをするだけで十分です。
●エサ
・幼体時には積極的にコオロギなどを追いかけて食べますが、亜成体以降は植物質メインで飼育します。
カボチャや菊の花、鳥用のアワ、ヒエなどの黄色いものに異常な反応を示すので、コマツナやチンゲンサイなどの
葉野菜に飽きたときにはそういったものを試してみてください。雑食性トカゲ用の人工飼料も、硬いままガリガリ
噛み砕いて食べますが、動物性タンパク質の与えすぎには注意してください。
●その他
・とにかく、体温が上がってなんぼのトカゲです。パッと見で地味めの個体でも、真夏の太陽の下で日光浴を
させると見る見る間に色が上がっていき、鮮烈な赤や、目が覚めるような黄色の色彩を見せてくれます。
なお、腹部にまで色が回っている個体がオスだとされていますが、その場合は虎縞模様も腹部全体に広がって
いるような気がします。色の上がっていない若い個体の雌雄判別に役立つかも?
●繁殖について
・産地によってクーリング期の最低温度が変わってきますが、国内に輸入されている個体ならばそれほどの
低温には強くないはずなので、決して0℃以下にはさらさないで下さい。うまくクーリングを経験させることが
できれば、交尾から産卵へとこぎつけると思います。産卵期から孵卵期には色々とコツが要るようですが、
その辺は長くなるので省略させていただきます。詳細をご希望の方はお問い合わせ下さい。



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