ガラパコラム

第10回目 ヘルマンリクガメの冒険

(2003・6・15)

つい先日(2003.6.9)のことです。ミシシッピーアリゲーターが脱走したのちに、民家の庭で捕獲される
というニュースがありました。飼い主は今後飼育を続ける気がないそうなので、正確には脱走ワニではなく、
捨てワニということになるのでしょうか?ワニにしてみれば、なんとも迷惑な話です!しかも、今回の件は
さいたま市内で極めて僕の家に近い場所だったため、友人知人からは「ワニ逃がしたでしょ?」みたいな
内容のメールがどしどしと送られてきて、なんとも迷惑でした。

でも、爬虫類の飼育と言えば脱走はつきものです。僕も以前は、飼っていたアオジタトカゲが僕の留守中に
脱走し、家族のひんしゅくをかった覚えもありますし(そのアオジタはものすごく気の荒い個体でしたが、家族
が何とか捕獲してくれました・・・)、ボールパイソンを本棚の裏で発見したこともあります。ケージから脱走して
も、家の中にいるぶんにはそれほど問題はないのですが、玄関の外へ脱走してしまうと大変なことになります。
大体は新聞沙汰になり、ワイドショーの取材なんかも来ちゃって、しかも逃げた爬虫類が人に噛み付いたり
しようものなら、もうそれはそれは大問題です。ひどい場合は、法律まで変わってしまいます。

脱走したり、捨てられたりして問題になる爬虫類といえば、ワニ類、カミツキガメ、ワニガメ、グリーンイグアナ、
ボア・パイソンの仲間、オオトカゲ類などが代表格です。つまり、マスコミは「大きな爬虫類が逃げた」という
だけで大喜びなのですが、「しかも危険!」だともっと喜ぶわけです。逆に言えば「小さくておとなしい爬虫類」
が逃げ出したところで、何のニュースにもなりません。が、実際は結構脱走している爬虫類はいるようです。

以前、僕と妻の大学時代の友人Mが久しぶりに連絡をしてきたのですが、その内容が「カメを拾ったんだけど
なんていうカメか分からないから、見て欲しい」とのことでした。「とりあえず持ってきなよ」と言ったら、友人M
は何やらファンシーなキャリーケースにカメを入れて持って来ました。中から出てきたのは、なんとヘルマン
リクガメのオス。ほぼ成体のサイズになっていて、結構綺麗な個体でした。友人Mが言うには「なんかさ〜、
最近このカメ寝てばっかなんだよね。」とのこと。そりゃそうです。その頃は真冬だったので、冬眠状態になって
います。寝てばっかが正解なんです。こんないいかげんそうな友人Mに、リクガメ飼育が出来るのだろうか?
と少し不安だったのですが、そのときには既に半年以上飼育をしていたそうなので、まあ、何とか上手に飼育
していたのでしょう。とりあえず、リクガメ飼育のセオリーは教えておいたので、問題はなさそうです。

ところで、リクガメを拾うっていうのはどういう状況なんだろうと、不思議に思い。友人Mに尋ねてみたところ、
「彼氏と一緒に歩いていたら、普通に住宅街の道路をリクガメが歩いていた」そうです・・・。友人Mはその頃
東京都杉並区荻窪に住んでいました。荻窪って、結構な都会ですよ!ヘルマンリクガメ、車に轢かれなくて
良かったね!明らかに飼育されていたカメだと分かっているので、一応警察に届けてやれよ、とも思いました
が友人Mもそのカメ(モンドと名づけられたようです)を非常に可愛がっているようなので、まあ、いいか。
ちなみに数ヶ月前に友人Mから連絡があり、「モンドのお尻から、内臓がはみ出た!!!」とのこと。
それは内臓ではなくオチンチンですが、モンドは元気にやっていってるようです。

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