ガラパコラム 第12回目 アマゾンのグリーンイグアナ ![]() (2003・8・9) 以前コラムに書いたフロリダ旅行のあと、僕の妻はマイアミ空港から日本へ帰国。僕と友人H君はそのまま 南米はブラジル、アマゾンのど真ん中に位置するマナウスという港町を目指しました。 マイアミ空港を夜9時ごろに出発し、翌朝7時ごろにまずブラジルで1番の大都市サンパウロへ。サンパウロ の街中には、ヘビを中心とした爬虫類の動物園があるそうなのですが、次に乗らなくてはいけない飛行機が 昼過ぎには出発してしまうので、仕方なく空港の横の土手でH君と一緒に昼寝をしした後マナウスへと出発。 飛行機の窓から見えるアマゾンの密林にワクワクしながら、夕方にはなんとかマナウス空港へ到着しました。 空港ではいきなり怪しい日本語を話すツアーガイドが何人も寄ってきて、ちょっと怖い感じですが、全て無視 してとりあえずタクシーで街中へ向かい、ホテルを探します。街中は予想に反してほとんどスラム街という 雰囲気でしたが、30分ほどプラプラ歩いてから、コンチネンタルという名のボロ宿に宿泊することにしました。 案外簡単に大自然を堪能できるかと思いきや、マナウスの街中は活気あふれる(下品ですが・・・)港町です。 お目当ての爬虫類と出会うためには、どうやらガイドが必要だな〜という気がしてきたので翌朝ホテルから 電話をして信用できそうなガイドを雇うことが決定。 H君も僕も当然ブラジルの公用語であるポルトガル語はまったく喋れません。とりあえず僕が多少なら英語を 話せるので、ガイドには英語が通じる人間を指定したら何とも怪しい小太りの中年男がホテルに登場です。 結構値切ったのですが、丁度そのころブラジルはインフレの真っ只中で物価が滅茶苦茶だったということも あって、僕たちの所持金では9日間のツアーが限界でした。それでも何とか交渉は成立。翌朝、いよいよ港 を出発し広大なアマゾン川へと繰り出します。 このアマゾンツアーのメンバーは僕とH君、ガイドのジョージ、船長のドゥカの4人です。ジョージは小太りで 浅黒く、ギラギラした目つきの男。ホテルに値段の交渉に来たのも彼です。どうやらスパイスガールズ(あの ヴィクトリア夫人が所属していたイギリスのポップグループですね)の大ファンらしく、来ているTシャツは ほとんどスパイスガールズのものです。ドゥカはガッシリとした体型で、顔はシルベスタースタローンに似た 感じのナイスガイ。いかにも海の男といった雰囲気で(実際は川ですが)かなりカッコイイので、ピチピチの紫 のビキニ水着がさわやかに似合っています。 アマゾン川は異常に大きくて、まるで海のような雰囲気です。なにしろ、川幅が広すぎて対岸の代わりに 水平線が見えるほど。そんな広大な川を小さなボートでグングン進んでいって、一番最初に案内されたのは 真っ黒な水のネグロ川水流と茶色い水のソリモンエス川が合流しているポイント。2つの川の水温が違うため 黒い水と茶色い水が何キロにも渡って混ざり合わず、なんとも奇妙な光景をつくっています。そこでしばらく ボートを浮かべて川に手を突っ込んだりしていると、ジョージが何やら沖の方を指差したので、その先に目を やると、そこにいたのは何とアマゾンカワイルカ!話には聞いたことはあったのですが、非常に原始的な イルカで、とても珍しく、写真や映像でも滅多に見ることが出来ない動物だと思っていました。それがアマゾン で最初に見た野生動物です!!!ピンク色でマヌケ面のカワイルカは、プフーッと音を立てて呼吸をしながら 水面を泳いでいます。これは幸先が良いぞ、なんて思いながら偉大なアマゾンに早くも驚愕! 昼ごろにはボートは川の上流へとズンズン進んで行き、周囲は見渡す限りのセルバ(アマゾンの密林のこと をセルバと呼びます。ジャングルという言葉は本来、東南アジアの密林のことを指します)になっています。 小さなロッジで昼食をすませたあと、お約束という感じでピラニア釣りに出かけます。 ピラニア釣りのポイントへ向かう途中、何匹も何匹もグリーンイグアナを見かけました。川の上にせり出した 木で日光浴をしている奴、川沿いのブッシュの中に身をひそめている奴などなど。ジョージが次々に発見して くれるので、そのたびに写真を撮りたいと思いボートを近づけてもらうのですが、グリーンイグアナはすぐに こちらの気配に気づき、ボチャッと川へ飛び込みどこかへ逃げてしまいます。僕のもっていったカメラは成田 空港で買った使い捨てのものなので、どうせ良い写真は撮れないだろうと思い、あきらめて肉眼でしっかりと 見てみると、どれも皆見事な体型ですばらしいグリーンの発色!さすがは大自然の中で、タップリと運動を して、タップリとエサを食べ、自由に堂々と生きているグリーンイグアナ!!!爬虫類ファンには馴染み深い グリーンイグアナも、アマゾンに棲む奴らは全く別種のように感じてしまいます。僕は旅の後半には、イグアナ がいて当たり前という感覚になっていましたが、どれも目つきが鋭くて格好よかった!!! ところで釣りはというと、鶏肉をエサに使って簡単な釣竿で水面をバシバシ叩くと、面白いようにピラニアが かかりました。こちらも日本の熱帯魚店ではポピュラーなピラニア・ナッテリーですが、その日の夕飯では おかずとして食しました。味はおいしいのですが、結構小さくて骨が硬いので食べづらかったッス・・・。 ・・・・・つづく ![]() マナウス港はこんな感じです。まるで海のようですが、川なんです。 ![]() これはマナウスの魚市場の様子。中央の人がアロワナ持ってる〜!!! ![]() 奥の黒い部分がネグロ川、手前がソリモンエス川です。ここにカワイルカが! −−−このコラムへのご意見、ご要望はこちら−−− >ガラパコラムのバックナンバーを読む |