ガラパコラム

第13回目 アマゾンのワニ −ペット編−


(2003・9・19)


前回のつづきのアマゾン旅行編です。

広大なアマゾン川へと繰り出した僕とH君、ガイドのジョージと船長のドゥカ。川へ出て2日目に僕たちは、
ツクナレという魚を釣りに行くことになりました。このツクナレという魚、(日本の熱帯魚店ではアイスポット
シクリッドという名前で売られていると思います)アマゾンでは大変な高級魚らしく、とても美味しいとのこと。
それは是非とも食べてみたいものだと思い、やる気満々で釣りに挑もうと思ったのですが、僕たちに渡された
釣り具は太い糸の束の先に馬鹿でかいルアーがついているだけです。こんなものでどうやって釣るの?って
感じでしたが、まずは船長のドゥカがお手本を見せてくれます。ドゥカはおもむろに船の先端に立つと、突然
くさりがまをブンブンまわすような感じというか、カウボーイが牛を捕まえる縄をまわすような感じでルアーを
ぐるぐる回し始め、その勢いを利用してルアーを放り投げました。ピューとルアーが飛んで行ったその距離は
およそ20m。そして、ルアーが着水すると同時にドゥカは猛烈な勢いで糸をたぐり寄せ、手元にルアーが
戻ってくると、それをまたブンブン振り回し始めます。あとはそれの繰り返し。

僕たちも負けじと真似をして釣りはじめますが、そう簡単に上手くいくわけがありません。っていうか、こんな
やり方で本当に魚が釣れんのか?なんて思いましたが、ドゥカですらその日は何も釣れていなかったので、
やっぱり釣れない釣り方だったんでしょう。という訳で、寂しく手ぶらでその日の宿泊場所へ向かいます。

その近辺は、木材を組んだイカダの上に家が乗っかっている「フローティングハウス」と呼ばれるものが建ち
並んで(?)います。ちなみに、フローティングハウスは水の上にプカプカ浮かんでいるので、常にユラユラと
揺れています。しばらく進んだところで僕たちはちょっとのどが渇いたので、ちょっとした売店に寄ることに
なりました。もちろんその売店もフローティングハウスになっていて、コカコーラだとかちょっとしたお菓子、
ガソリンなんかを売っています。しかもその売店の店主がどうやらペット好きらしく、色々な生き物を飼育して
います。

まず、ボートを店に付けると寄ってきたのは灰色と茶色の人なつっこいサルです。近くには派手なオウムも
歩いています。さらに3m四方くらいのイケスのような箱が2つあり、そのうちの一つには2mくらいの巨大な
ピラルクが飼われています。そしてもう一つのイケスには、アロワナと一緒に1.5mくらいのワニが2匹
飼われていました。やっぱりどこにも生き物好きはいるものですが、何やらスケールがでかくてびっくりです。
まあ、アマゾンでは保温もなにもしないで飼育できるので、ピラルクもワニも日本で言うところのニシキゴイ
にクサガメっていう感じなんでしょうか?しばらくワニを見たり、ピラルクを突付いたり、サルと一緒に遊んで
いたりしたのですが、時間が来てしまったので名残惜しかったのですがその売店を後にしました。

その日の宿泊場所もやはりフローティングハウスでした。夕方になるまで、僕たちは近所の子供たちと一緒に
フローティングハウスからボチャボチャと川に飛び込んで遊んでいましたが(結構水深があるので、意外に
怖かったッス。多分水深は10mくらいだったと思いますが、水が真っ黒でよく分かりません)しばらくして、
豪快なエンジン音と共に加山雄三が運転していそうな、豪華で真っ白なボートが近づいてきました。中には
いけ好かない感じの白人夫婦と、生意気な感じの高校生くらいの金髪姉ちゃんが乗っています。そして、
その白人のオッサンはいきなりジェットスキーで遊び始めました。多分アメリカ人なんだと思いますが、彼ら
は何とアマゾンですらリゾート化していくつもりなのでしょう。でもやっぱり、真っ白で豪華なボートはアマゾン
には似合いませんね。なんとなく浮いた感じがして、ちょっと奇妙でした。

夕方になってだいぶ空も暗くなってきて、僕は自前の釣竿をかばんから引っ張り出してナマズを釣ってみる
ことにしました。ごつい針に、3cm角くらいに切った鶏肉をつけてボチャンと水に沈めて、その後はただボー
っとします。10分ほど経ったでしょうか、何かがかかった感じがして仕掛けを上げてみると、そこには全身
銀色で45cmほどの大きさのナマズ(ピライーバ?)がピチピチと暴れていました。

その日はツクナレを食べることは出来ませんでしたが、代わりに食卓には僕の釣ったナマズが並びました。

・・・・・まだつづく


フローティングハウスのデッキの上にはこんな感じで、ペットがたくさん飼われています。
オウムは風切り羽を切ってあるらしく、飛ぶことはないですし、周囲は川に囲まれている
ので、サル達も逃げることはありません。放し飼いに近い状態ですね。左奥に見える
四角い箱のようなものがイケスで、その中にワニが入っています。

左がH君。右が店主フタキです。サル達は勝手に肩の上に乗ってきて遊んでいます。
フカフカした毛質が可愛いのですが、メガネを取られそうになって大変でした。

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