ガラパコラム

第21回目 そして、トゲオアガマを飼ってみた。


(2005・4・11)


今回はガラパゴス店主フタキが最も好きなトカゲ、トゲオアガマについて熱く熱く語るコラム第2弾です。

前回のコラムでちょこっと触れましたが、僕が最初に飼ってみたトゲオアガマはマリトゲオアガマでした。
現在ではマリトゲオアガマはディスパー・マリ・オビという3亜種に分けられていますが、そのころはまだ
ディスパーもマリも「マリ」として販売されていまして、結果我が家にやってきたトゲオアガマはディスパー
ってことになります。とまあ、こんな細かい話はどうでもいいんですが、1匹を神奈川県の某ショップから、
2匹を両生類に強い某ショップから購入し、計3匹の若いディスパートゲオアガマを手に入れました!

わたくしガラパゴス店主のフタキは、トゲオアガマの飼育は難しくないものと考えておりますが、ちょっと
したコツが必要なのはどんな生き物の飼育にも言えること。3匹のディスパーをはじめ、色々なトゲオ
アガマを飼育してみて徐々に分かってきたトゲオアガマ飼育のコツ、皆さまに伝授いたしましょう。

一つめは温度。トゲオアガマの場合、低温には極めて強いので10℃くらいまでなら下がっても平気です。
でも、これはあくまでも夜間、もしくは冬の間の温度の話。砂漠に生息している彼らは日中は焼けつく
ような太陽の下で生活しているので、それを再現した環境が必要です。専門的な用語で言うと、ホット
スポット。要するに日光浴をするための日なたのことですね。この砂漠のホットスポットを再現するために、
爬虫類関連の本なんかを見ると、厳密に「○○℃以上ないとダメ」みたいなことが書いてありますが、
いちいち温度を測るのなんか面倒臭い!トゲオアガマを飼ってるんであって、温度計を飼ってるわけじゃ
ありませんからね!!!じゃあ、どうすればいいか。考えてみましょう。

砂漠って所に行ったことはありませんが、多分、砂とか岩とか小石とかが多いんだと思います。そして、
砂や石ってやつは、熱しやすく冷めやすいという特徴があります。分かりやすく言うと真夏のプールサイド
のコンクリートに手を置いて5秒ほど経つと、「アチィ〜〜」って感じで我慢が出来なくなりますよね?でも、
夜の学校に忍び込んでプールサイドに寝っころがってみると(犯罪です)、青春のむなしさを象徴するかの
ごとく「ヒンヤリ〜」って感じですよね。要するにこの感覚をイメージして、スポットライトの光が平たい石に
ジリジリと照りつけるような環境をつくればOK。そして、この石を直接手で触ってみて5秒ほどで「アチィ〜」
ってなるような温度が理想的なので、ライトのワット数と照射距離で調整します。具体的には90cm水槽
なら100Wくらいのレフ電球が適当。ちなみに僕の経験から言わせていただくと、このスポットの下に置く
石はコンクリートブロック(白くて、3つくらい穴の開いているやつです)がベストですね。これだと、夜には
穴の中に入って寝ているトカゲ達を観察しやすいですし、トゲオアガマが環境に慣れるのも早い!!!
また、ライトは照射角度が広め(60度くらい)のものを使用した方が、温度勾配がついていいですよ。

それから、トゲオアガマには強い紫外線が必要って話をよく聞きますが、多分それはあくまでも成長期
の話。実際、我が家ではトゲオアガマの飼育ケージに紫外線灯は使用していませんが、春〜秋の天気
の良い日にフェレットケージに入れてベランダで日光浴させるだけで何年も健康を保っています。それに
太陽光を浴びた時にだけトゲオアガマは最高の体色をあらわしますから、是非とも紫外線灯ではなく
太陽光を利用しましょう!そして、日光浴は週に1回か2回で充分です。もちろん、余裕があれば毎日
した方が良いんでしょうが、それでも時間は15分から30分、長くても1時間かな?

どうっすか?それほど飼育セッティングは難しくないと思いませんか???
そうなんです。トゲオアガマの飼育設備は簡単で安上がりなんです。さあ、皆さんも部屋の隅っこに
無理矢理スペースをつくって、トゲオアガマ用の飼育ケージを用意しましょう!そして、明日からあなた
も立派なアガマーとなって、可愛いお腹をプニプニしましょう!!!

さて、今回はセッティングについてをお話しましたが(案外地味でしたね)次回、アガマコラム3部作の
最終話は、皆さんが一番気になるであろう飼育開始後の「エサについて」のコツを伝授します。主役は
今回のコラム画像にも登場している、我が家で最強の暴君「サスケ」です!



−−−このコラムへのご意見、ご要望はこちら−−−

>ガラパコラムのバックナンバーを読む