ガラパコラム 第3回目 まぼろしのウミガメ!? (2003・1・10)今回も前回に引き続きオーストラリア編です。 アオジタだらけの小さな島でヌーディストビーチを見に行くことをあきらめた僕と妻は、島の表側のビーチで スノーケリングをすることにしました。スノーケリングとは、ダイビング用の水中メガネと息を吸うためのパイプ、 足ヒレを付けて海面をぷかぷかと浮かびながら水中の様子を見る、お手軽なダイビングのようなものです。 僕は目がとても悪いので、普通の水中メガネではせっかくの綺麗な海がもやもやとしてしまい何も見えない のです。初めてスノーケリングをした時には、クラゲに気づかずに向かって行き、こっぴどく刺されたぐらいです。 でも、この旅行は違います。そう、僕は度付きの水中メガネをわざわざ作り、持っていったのです。この スノーケリングはその旅行のメインイベントでした。島に向かうボートで一緒になった、チャラチャラした日本人の 女の子グループはレンタルのスノーケルセットを手にしていましたが、僕は違います。重たいマイ水中メガネを 日本から持ってきたぐらいですから、気合が違いますね。そして産まれて初めて見る、鮮明なサンゴの海に期待 をふくらませながら、いざスノーケリングをはじめました! その島は小さかったので観光客もそれほどおらず、僕達の泳いでいたビーチも2人の独占状態です。 海の中は魚、魚、魚だらけで、まるで水よりも魚の方が多いくらいでした。1時間ほどして海にもだいぶ慣れた ので、僕と妻は少し沖のほうに泳いでいって、水深10mくらいのところまで来ていました。大きな岩と岩の間が 砂地になっていて、そこには軽く1mを超える大きさの真っ黒なナマコがいます。と、突如ナマコの横で砂ぼこり がモワッとあがり、その中から尻尾の長いエイが飛び出てきました。ベージュ色に青い水玉模様という、とても 綺麗な色のエイだったので、僕はそれを追いかけてさらに沖へと泳ごうとしました。が、妻がそのエイにビビッて しまい、もう引き返そうと言うのです。もっと沖まで行きたい気持ちはあったのですが、きれいなエイが見れたし もういいかと思ってビーチに戻りました。 トカゲもたくさんいたし、熱帯魚もたくさん見ることができたので、僕はとても充実した気持ちで帰りのボートに 乗り込もうとしたそのとき、あのチャラチャラした女の子グループもボートに乗り込んできました。しょせん彼女達 はチョウチョウオくらいしか見ていないだろうが、俺はエイを見たんだぜー!なんて思っていたのですが、話して いる内容に聞き耳をたてると、「ねえねえ、あのウミガメすごかったねー」とか言ってます。「えっ!!!」と思って さらに聞き耳をたてると、どうやらウミガメは僕達がエイにビビッて引き返したすぐ先にいたようです。 負けた、、、。あんなチャラチャラした奴らに!ああ、あそこで引き返さなければウミガメが見れたのに!!! いや、でもエイだってなかなかよかったはず、、、。 帰りのボートから見る夕日がきれいだった。 <追記> その1年後、僕はダイビングのライセンスをとってマレーシアの海に潜りました。その時は、海から上がって インストラクターが僕に向かって一言、「ウミガメがいたのに気づいた?」。いやいや、全く気づきませんでした。 どうやら、僕はウミガメに出会えない運命の人間みたいです。 −−−このコラムへのご意見、ご要望はこちら−−− >ガラパコラムのバックナンバーを読む |