Vol.3
フトアゴ飼育セッティングリポート
 2004/3/7

東京都に住む店主フタキの姪っ子たちが、フトアゴヒゲトカゲを飼いたいと言いはじめました。
そこで、2003年当店CB個体をプレゼントすることに。飼育用の器材も揃えて欲しいと言われ、
買い物に行ってきた後に、出張セッティングまでしてきました・・・。子供が飼育をするということも
あって、極力値段をかけず、しかもしっかりと飼育をスタートできるようなセッティングにして
きましたので、子供やご家族、恋人が爬虫類を飼いたいと言いはじめたときや、爬虫類初心者
の方はこのリポートを参考にしてみてはいかがでしょうか?もちろん、お金と時間をかければ
キリがありませんが、最低限のセッティングとしては立派(?)だと思います!!!


あまりにも小さい個体だと不安だったので、
人工飼料を食べられるようになったサイズの
フトアゴヒゲトカゲをプレゼントしました。
飼育器材は左の画像で全部です。詳細は
各項目で説明していきます。
工業用のクリップ付ハンドランプをスポット
ライトに使用します。ただし、電球が全体を
明るくするタイプのものなので、ホットスポット
に適したレフ電球に交換します。
照明に使う観賞魚用ライトは、紫外線を出す
タイプの蛍光管に交換して使用します。ただ、
蛍光管タイプのライトは、使っていると紫外線
量が減ってしまうので、半年に一度くらいは
ライトが消えていなくても交換してください。
3月でまだ寒い季節だったので、底面からの
冷気をシャットアウトするために、ケージの
下に断熱シートを敷きました。断熱シートの
他にも発泡スチロールなども使えます。
とにかく、これがあるのと無いのとだとかなり
保温効率が変わってきます。
断熱シートの上に60cm水槽を置きます。
観賞魚用の水槽は通気性が悪いのが難点
ですが、上面をアミブタにしたり、小型の
ファンを回したりして通気性を補って下さい。
(ファンを使用する場合は、水槽内の空気を
抜くような方向で設置してください)
ケージの一部にプレートヒーターを入れます。
画像のような遠赤外線ヒーターだと、フトアゴ
ヒゲトカゲが効率よく腹部を暖めることが
できるし、高温になりすぎる心配もないので
オススメです。サーモスタットが内蔵されて
いるので、24時間つけっぱなしでOKです。
床材として新聞紙を敷きます。見た目はパッ
としませんが、汚れたらすぐに交換できるし、
安価だし、吸湿性も高いのでオススメです。
(新聞紙は、リクガメやアオジタトカゲなどの
一部の爬虫類には適していませんので、
生体の特徴に合わせて使用してください)
新聞紙がめくれ上がって、スポットと接触し
火災が起こらないように、レンガなどで固定
します。このレンガは、フトアゴが脱皮をする
際に体をこすり付けたり、ホットスポットとして
活躍します。また、こういう装飾品がある方が
爬虫類は落ち着くそうです。
水槽の端にスポットライトを設置します。
ライトの光がレンガに当たるようにすると、
レンガが熱されて効率よくフトアゴが体を
暖めることができます。このスポットライトは
夜間は消灯して、昼夜の温度差をつける
ようにしてください。
アミブタをして、その上に蛍光管タイプの
ライトを乗せます。脱走防止のためにも、
アミブタの上にブロックなどの重しを乗せ
たり、テープで止めたりした方が良いです。
セットが完了して、姪っ子たちがフトアゴを
観察しています。フトアゴは物怖じしない
ので、ケージに入れてすぐ、人工飼料を
カリカリと食べはじめました。

フトアゴヒゲトカゲは亜成体以降のサイズなら、人工飼料や冷凍マウス、コマツナやカボチャなどを
餌として飼育ができるので、活餌が苦手という人や、初めて爬虫類を飼うという人にはもってこいの
トカゲです。また、とてもおとなしくて物怖じしないので、基本的なセッティングができていれば子供
でも(親と一緒にっていうスタンスになると思いますけど)飼育が可能なトカゲだと思います。ペアが
揃えば、繁殖させることもそれほど難しくはありません。詳しい飼い方はこちらの飼い方メモを
クリックしてご覧になって下さい。

で、実際にはこんな簡単で安価に仕上げた飼育セットですが、お値段はいくらかかったのか?
というところも発表しちゃいます!ちなみに安売りホームセンターや、安売り観賞魚店で購入
した場合の金額の一例なので、あくまでもご参考までに。

・60cm水槽 ・・・・・・・・・・・・・・・・¥1,980
・工業用ハンドランプ ・・・・・・・・・・・・¥780
・60Wレフ電球 ・・・・・・・・・・・・・・・・¥290
・爬虫類用蛍光管15W ・・・・・・・・¥2,100
・観賞魚用ライトユニット ・・・・・・・¥1,780
・遠赤外線プレートヒーター ・・・・・¥2,780
・アミブタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥1,280
・レンガ×2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥78
・リザードフード(人工飼料) ・・・・¥1,580

計 
¥12,648(消費税別)

今回のこのセッティングでは、値段を安く抑えるために床材やレフ電球などをケチりましたが、
紫外線を出すタイプのスポットライトにしたり、砂漠の砂などを床材に使ったり、爬虫類専用の
前開きタイプのケージを使用したりと、お金をかけて完璧な飼育環境を作った方がもちろん
理想的な環境には近づきます。お金をかけずに飼育設備をセッティングした場合には、その分
工夫が必要になってくるので、毎日の観察と世話を怠らないようにしましょう!!!




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