カメレオンモリドラゴンの飼い方メモ・・・

Gonocephalus chamaeleontinus
●本種について
・和名はカメレオンモリドラゴン、英名はEared Tree Dragon。
東南アジアの高山地帯に生息する、樹上性アガマです。ジャワ島産の個体群はサイズが小さいそうです。
モリドラゴンの仲間(Gonocephalus)には正体不明のもの、いわゆるspが多数いますが、本種は最もメジャーな
モリドラゴンとして有名なのではないでしょうか?比較的安価で流通し、派手なルックスから人気が高いのですが、
飼育に関しては意外に難しく、モリドラゴンの仲間を長期飼育するには多少コツがいるようです。下の飼育情報は
僕がやってみて成功した実例を元に書いていますので、全ての個体に当てはまるわけではないでしょうが、かなり
の確率で立ち上げに成功すると思われますので、是非参考にしてみてください。
●飼育ケージ
・単独飼育であれば、60cm水槽くらいのスペースでも飼育は可能です。ただし、複数頭で飼育する場合は必ず
これより広い(もしくは高さのある)ケージを使用して下さい。というのも、本種は普段はじっとしているのですが、
振動や人影などを見てパニック状態に陥り、お互いを噛みあってしまうことがありますので、なるべく個体同士の
テリトリーをしっかり確保できるようにしてあげてください。
・強い紫外線は必要ないようなので、レプティサン2.0やトゥルーライトなどを使用してください。
また、必ず日陰になる部分が出来るように植物などでレイアウトしてください。
●温度・湿度
・低温部で22℃前後、高温部で26℃前後が理想でしょう。夜間は20℃くらいまで下げてください。
・冷涼な高山地帯に生息しているようなので、低温多湿を心がけます。1日に1回〜3回は霧吹きをします。
また、とてもよく水を飲むのですが、水入れからだとほとんど飲みませんので必ず個体ごとに様子を見ながら
霧吹きやスポイトなどで与えます。この水分補給が一番重要な飼育のポイントです。水を切らすと、4,5日で
必ず弱って死んでしまいますが、馴れるとカメレオンのように口元にたらした水滴をゴクゴクと飲みます。
●エサ
・コオロギ、ミールワーム、ピンクマウスなどを与えます。成体サイズで、毎日4,5匹のコオロギを食べます。
馴れてくるとピンセットから食べるようになるので、そうしたらピンクマウスなどを与えても良いでしょう。ただし、
あまり大食いな方ではないので、無理に食べさせすぎるのも良くないでしょう。
●その他
・はっきり言って、環境になじまずに死んでしまう個体がほとんどです。まず入荷直後の個体は自分からエサを
食べたり、水を飲もうとしないことがほとんどなので、いきなり強制給餌、給水が必要になります。この時期、特に
水だけでも良いので毎日きちんと補給してあげれば、おそらく自分からエサを取るようになるでしょう。この強制
給餌、給水の方法に関しては、少しコツがいりますので、興味のある方はご連絡下さい。
●繁殖について
・繁殖については、一般的ではないのでほとんどデータがありませんが、おそらく冬季のクーリングが引き金に
なって繁殖行動が始まるものと思われます。当店でメス個体が2匹産卵しましたが、どちらも7個の産卵でした。
ちなみに、グリーンの体色がオス個体と思われがちですが、そうではないので注意が必要です。繁殖行動を
はじめとして、生態はかなりカメレオンに似ていますので、メスのお腹が膨らんできたら土を入れた産卵床を
用意してあげましょう。

2003/4/13 当店でストックしていた個体が持ち込み腹で産卵しました。

2003/4/13 卵の数は合計で7個です。1個は既にダメになっているようです・・・。
その後、卵は次々とダメになっていきました。ただ、一番成長していた最後の1個を
切って中を見てみると、孵化直前の小さなカメレオンモリドラゴンがいたので、
受精卵で、しかも途中までは成長していたことは確かでした。う〜ん、残念!!!



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