ノコヘリカンムリトカゲの飼い方メモ・・・
Laemanctus serratus |
| ●本種について |
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・和名はノコヘリカンムリトカゲ。英名はSerrated Casquehead Iguana。
コーンヘッドイグアナとして輸入されるナミカンムリトカゲ(L.longipes)と同じカンムリトカゲ属(Laemanctus)
に分類される本種は、ナミカンムリトカゲよりも大きくなり、後頭部に棘状の突起が発達するのが特徴です。
メキシコ南部からベリーズ、ホンデュラスのカリブ海側に位置する熱帯雨林に生息し、外敵に襲われたときや
産卵時以外はほとんど地上に下りず、樹上で生活しています。明るい緑の基色に茶色のラインが入りますが、
温度の変化によって緑が淡いブルーに変化します。ナミカンムリトカゲに比べて極端に流通量が少なく、
稀にCB個体が出回る程度です。 |
| ●飼育ケージ |
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・それほど活発に動き回るトカゲではないのですが、ほぼ完全な樹上性なので高さのあるケージが必要です。
単独飼育なら45cm×45cm×60cm(高さ)くらいのケージ、2〜3匹での複数飼育なら60cm×45cm×
80cm(高さ)くらいのケージが理想的です。また、繁殖を狙う場合には80cmの立方体くらいのスペースが
必要になってくるようです。
・強い紫外線は必要ないようで、海外のブリーダーは弱い自然光以外には特別なUVランプを使用していない
そうです。自然光の入らない室内での飼育を行う場合は、レプティサン2.0くらいの弱い紫外線ライトを使用し、
必ず日陰になる場所を設けて下さい。
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| ●温度・湿度 |
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・低温部で26℃、高温部で30℃、ホットスポットの直下は35℃くらいの比較的高温を好みます。夜間は
ケージ全体の温度を25℃くらいまで下げますが、23℃以下にはならないように冬場の保温はしっかりと
行ってください。
・うっそうとした熱帯雨林に生息しているトカゲなので、非常に多湿を好みます。ヤシガラ土やバーミキュライト
などの保湿性のある床材を少し厚めに敷いて、常にしっとりとした環境を再現しましょう。かと言って、床材が
ベチャベチャになるほどの水分供給は禁物です。具体的には冬季で乾燥している間は1日に2回程度、春
から秋は1日1回以上、ケージ全体に軽く霧吹きをすると良いでしょう。本種は水入れからではなく、水滴を
舐めて水分補給を行うので、この霧吹きは非常に重要な役割を果たします。また、カメレオン用のドリップ
システムで水を与えるのも良いでしょう。
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| ●エサ |
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・基本的にはビタミン入りのカルシウム剤をまぶしたコオロギをメインに与えます。海外のブリーダーはコオロギ
のほかにもバッタやゴキブリも使い、月に一回程度コガネムシの幼虫や小さいピンクマウスを与えているそうです。
給餌間隔は幼体から亜成体で週に4〜5回、頭部の半分くらいのサイズのコオロギを2〜3匹与え、成体からは
1日おきくらいで、サイズにあったコオロギを与えれば良いでしょう。 |
| ●その他 |
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・私が手にしたのがCB個体でたまたまなのかもしれませんが、樹上性のトカゲにありがちなバタバタ感はなく、
ハンドリングしながらでもエサを食べるほどです。手足や尾が細長くて弱々しいイメージがありますが、その実
非常に丈夫で、尾を掴んでも自切することはほとんど無いそうですし、とても飼育しやすいトカゲです。 |
| ●繁殖について |
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・オスの方が頭部が大きく、尾の付け根が膨らむので雌雄の判別はそれほど難しくないようです。
海外のブリーダーによると、大きなテラリウムの中で複数匹のグループを飼育することが大事なようです。
4〜5月が繁殖期で、妊娠したメスは体側にバンド模様が現れます。卵は地中に産卵され、1回で6〜9個、
年に3クラッチほど産卵を行います。卵は約30℃で孵卵すると2ヶ月弱で孵化し、最初から小さなコオロギを
食べられます。性差は生後半年から8ヶ月で現れ、性成熟するのには2年かかると言われています。 |