パンサーカメレオンの飼い方メモ・・・
Furcifer pardalis |
| ●本種について |
|
・和名はパンサーカメレオン、英名はPanther Chameleon。
マダガスカル島北部の一部地域に生息する大型のカメレオンです。その生息地域により、色彩が違い(特にオス)
ノシ・ベ産、アンバンジャ産、ディエゴ・シュアレズ産、サンバーバ産、タマタブ産、ピカソ、ピンクパンサーなどが
日本流通しています。生息地は40℃近い高温まで上がったり、6℃ほどの低温に下がったりという温度差が
あるようですが、飼育下ではそれほど過酷な環境を再現する必要は無いようです。 |
| ●飼育ケージ |
|
・どのカメレオンにも言えることなのですが、高さのあるケージを用意して下さい。パンサーカメレオンは
比較的大型なので、幅45cm×奥行45cm×高さ90cmくらいのトリカゴや爬虫類専用ケージが必要です。
カメレオンの大きさに適した木の枝や観葉植物をレイアウトして、日陰やオープンスペースなどの様々な
環境を再現してください。
・紫外線を必要とするので、レプティサンやメタルハライドランプを使用してください。ただ、強い紫外線を出す
ライトを使用する場合は、必ず日陰になる部分も多く作っておいてください。カメレオンが眼を傷めてしまいます。 |
| ●温度・湿度 |
|
・昼間の低温部で24℃前後、高温部(ホットスポット)で32℃前後にして、夜間は20℃前後まで下げます。
夏場の高温期は小型の扇風機で通風をよくして、マメに霧吹きをするようにしましょう。
・かなり湿度の高い環境を好みますが、どのカメレオンも蒸れるのは嫌うので霧吹きで湿度を保ちます。
また、カメレオンは水滴になっていないと水を飲まないので、湿度を維持するのと同時に水分補給をします。
春〜秋の比較的湿度の高い季節でも最低1日に1回、冬場の乾燥している時は最低でも1日に2回は
霧吹きをしてあげたほうが良いでしょう。木の枝や植物の葉などに水滴がたくさん付くように霧吹きをしてください。
カメレオンは皮膚からの水分補給ができるらしいので、霧吹きの際はカメレオンにも水がかかるように
してあげてください。
|
| ●エサ |
|
・コオロギ、ジャイアントミールワーム、シルクワーム、セミ、バッタ、ゴキブリなどを与えてください。
基本的にはコオロギを与え、食いが落ちてきたら他の昆虫に変えるという方法が一般的です。 |
| ●その他 |
|
・最近では国内繁殖例も聞かれるようになってきましたが、まだまだエボシカメレオンほどではありません。
あくまでも例外だとは思うのですが、産地が違うペアだと繁殖しないことがあるという興味深い話を
聞いたことがあります。 |
| ●繁殖について |
|
・メスが発情すると普段から地味な色合いが、さらに地味になり全体的に灰色っぽくなります。
そうなったら、オスをメスのケージに移すと大体はすぐに交尾が始まります。ただし、メスが
十分に成長していない段階で繁殖させると、産卵が負担になってしまい死亡することがあるので
注意してください。1度に10個〜45個程度の卵を産みます。

当店でストックしていた個体が交尾をしている時の画像です。

メスは器用に土を掘って卵を産みます。

卵は多いときでは、40個以上産みます。大きさは2cm×1cmほどと、小さめです。

ベビーは孵化直後は全長3cmほどです。SSサイズのコオロギやショウジョウバエなどを
なるべく多めに与えて、エサと遭遇する機会を増やしましょう。あまりに強烈な紫外線灯を
ベビーに使用するのは危険です。充分に距離をとって紫外線灯をあてるか、日陰になる
部分をたくさん設けるなどして対策してください。 |