サバクトゲオアガマの飼い方メモ・・・

Uromastyx acanthinura
●本種について
・和名はサバクトゲオアガマ。英名はMoroccan Uromastyxまたは、Algerian Leopard Uromastyx。
モロッコ産の亜種U.a.nigriventrisが流通の主流で、レッド系、イエロー系、グリーン系のド派手で緻密な体色が
国内外を問わず大人気です。ただ、モロッコからの輸出がストップしてしまい、一気に流通量は減り、最近では
ごくたまにCB個体が出回る程度となってしまいました。ベビーのうちはみな灰褐色なので、将来どんなカラーに
なるのかを見抜くのは至難の業。また、メスの場合ほとんど色はベビーから変わりません。
基亜種のU.a.acanthinuraは、アルジェリア東部からチュニジア、リビア西部に分布し、亜種のような派手さは
ないものの、オスは黒地に白いスポット模様が細かく入る独特のカラーリングになっています。また、メスは
亜種とほとんど大差のないカラーです。2亜種に分けるのが、現在の主流です。
●飼育ケージ
・市販の90cm水槽もしくは120cm水槽くらいのスペースでの飼育が理想的です。現地では深い横穴を掘るので
そういった環境を再現するために15cmほど砂などを敷いてもよいのですが、掃除のことを考えると大きめの
タッパーなどに砂や土を詰めたシェルターを用意しておくと良いでしょう。
・強い紫外線を必要とするので、レプティサンやメタルハライドランプを使用してください。
●温度・湿度
・トゲオアガマの飼育においては、高温部(ホットスポット)の温度に気を使ってさえいれば他の部分の温度は
適当でかまいません。下は5℃くらいまで下がっても平気ですが、ホットスポットの真下の温度は最低でも50℃
以上ないと食餌を消化できずに体調を崩します。
・乾燥させて飼育します。水入れを入れておいてもそこから水を飲まないことがほとんどですから、水入れも
必要ありません。気が付いたときに本当に軽く霧吹きをするだけで十分です。
●エサ
・幼体時には積極的にコオロギなどを追いかけて食べますが、亜成体以降は植物質メインで飼育します。
カボチャや菊の花、鳥用のアワ、ヒエなどの黄色いものに異常な反応を示すので、コマツナやチンゲンサイなどの
葉野菜に飽きたときにはそういったものを試してみてください。雑食性トカゲ用の人工飼料も、硬いままガリガリ
噛み砕いて食べますが、動物性タンパク質の与えすぎには注意してください。
●その他
・今も昔もトゲオアガマの最高峰と言えば、やっぱりサバクトゲオアガマです。(と思っているのは私だけでは
ないはず)そこへ持ってきて、最近では基亜種までもが登場したとなると、ますます今後のトゲオアガマ界は
ヒートアップしていくこと間違いなしですね!
●繁殖について
・流通量自体がそれほど多くないせいか、CB個体もそれほど大量には出回りません。生息地では、冬季に
最低気温が5℃くらいまで下がることもあるようです。飼育下ではそこまで下げる必要はないと思いますが、
日中最高気温を18℃くらい、夜間最低気温を10℃くらいというクーリングの時期を2ヶ月程度経験させると
よい結果がでるはずです。国内CBの成功例も僅かですがありますので、皆さん頑張りましょう!



↑モロッコ産の亜種、U.a.nigriventrisの幼体。成体になると赤、黄、緑の色彩へ変化します。

↑モロッコ産の亜種、U.a.nigriventrisの成体。体側だけでなく、背中全体にも色が乗る個体もいます。



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